足底腱膜炎について

かかとから足の先に至るまでの足底腱膜が炎症を起こしている状態のことを足底腱膜炎といいます。40～60代の女性によく見られる症状です。

朝起きて一歩を踏み出そうとしたら、かかとが痛くて動くのがつらいという症状を感じたことがある方は足底腱膜炎の可能性があります。

足底腱膜炎の原因

足底腱膜炎の原因については、激しい運動や体重増加などによって、足底腱膜に負荷がかかることが挙げられます。また、扁平足や、逆にアーチが高いハイアーチの場合は、足裏に負荷がかかりやすく、足底腱膜炎が生じやすい傾向があります。

足底腱膜の損傷が小さい場合は、さほど痛みを感じないうちに自然治癒することもありますが、放置してしまうと激しい痛みが生じたり、治癒に時間を要したりすることもあるため、注意が必要です。

足底腱膜炎の症状

足底腱膜炎の主な症状については、かかとの痛みが挙げられます。朝に目が覚めて、起き上がろうとかかとを着く動作をしたときに、激しい痛みや違和感を覚えることが多いです。

痛みが発生するのは、主にかかとのやや内側の前方部分が中心です。一日中痛みが継続するわけではなく、活動をしているうちに次第に痛みが緩和され、忘れてしまうという方がほとんどです。

椅子から立ち上がろうとする動作や、飛び跳ねる動作など、かかとに負担が掛かる動作をすると、痛みが再発することもあります。