ACL損傷について

膝は怪我をしやすい部分の1つに当たりますが、膝の靭帯損傷の中でも1番頻発しやすいものとして挙げられるのが前十字靭帯損傷(以下ACL損傷)です。

ACL損傷は膝の関節の安全性にも大きく関わってくるので、損傷してしまった場合は膝が不安定になってしまうなど、日常生活やスポーツにおいて大きく支障をきたすことになります。

原因と症状

ACL損傷の原因

なぜこのような症状が発生するのかその原因については、大きく分けると2つあります。

1つ目は接触型と呼ばれるもので、ラグビーや柔道などのような外からの力を受けて生じるものです。この場合には男性に多いと言えるでしょう。

2つ目は非接触型と呼ばれるもで、バスケットボールやハンドボールなどのような減速動作の多い種目で起こります。ジャンプの着地や方向転換の際に発症することが多く、こちらは女性に多いと言われています。

ACL損傷の症状

具体的な症状については、損傷した際にプチッ、グキッなどの音を伴うことが多く見られます。関節の中に出血が起こり、数時間もすると膝関節の周りが大きく腫れてくることがあります。

痛みで動けなくなったり、膝関節の曲げ伸ばしが難しくなります。また膝がグラグラしたり、膝に力が入らない、膝が腫れて熱を持つなどです。